お知らせ
土地公図更新の説明会佐賀市光地権者に測量協力要請
(2012年04月30日)
土地の境界が記されている「公図」を更新するため、佐賀地方法務局は28、29の両日、佐賀市光1~3丁目の地権者に、土地の測量作業への協力を求めた。
同局によると、市内の公図は、明治政府が税金徴収のため1897年(明治30年)に作成した。現在でも固定資産税の算出に使われているが、実際の土地境界や面積とのずれが大きいという。境界トラブルが発生する恐れもあることから、測量をやり直す必要に迫られ、2010年度から市内で公図の更新を進めている。
今回、対象となった光地区は0・28平方キロで、地権者は約600人に上る。年内に測量作業を終え、土地境界を確定する作業に入る。
同市西与賀町の西与賀小で開かれた説明会には2日間で計約260人が参加。登記官が土地を測量する際、地権者の立ち会いが必要になることなどを説明し、調査への協力を求めた。
同局の唐仁原暢首席登記官は「自然災害などで土地の形状が大きく変わるようなことがあると土地境界の復元が不可能になる。境界が明確になることで将来のトラブルが未然に防止できる」と説明した。
(2012年4月30日 読売新聞)