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県有地未登記118万平方メートル 22年度外部監査で判明 福井

2012年04月06日
県の包括外部監査人、寺尾明泰・公認会計士が発表した平成22年度の監査結果によると、県が買収したにもかかわらず名義が変更されず、未登記となっている土地は同年度末で約4200筆、約118万平方メートルに及んだ。登記の処理を委託した場合の事務経費は25億円程度になるとしたが、処理にかかる県の人件費などは入っていないという。

 土地の境界があいまいで現場と登記の状態に相違があったり、相続の関係などで登記上の所有者と実際の所有者が異なる、相続人が外国にいる-などの例があったという。売買契約自体は完了しており、県の土木業務に支障はない。

 法令上は適正に処理されるべき案件だが、土地の価格をはるかに上回る経費が発生する可能性が高い。監査委員事務局によると、未登記の問題は全都道府県で発生しているという。
(2012/4/4 産経新聞)

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