お知らせ
国財産登記、記録漏れ168億円
(2009年11月05日)
国が管理する計約168億3千万円分の施設や物品について、本来必要な国有財産台帳への記録や不動産登記が行われていなかったことが分かり、会計検査院は3日までに「台帳記載や登記の重要性への認識が不十分」として、内閣府など5府省庁に改善を求めた。国有財産管理のずさんな実態が浮き彫りになった。
ほかの4省庁は国土交通省、環境省、農林水産省、林野庁。
国有財産台帳には、国の行政事務や職員の住居などに利用される財産の数量や価格などを記し、国有財産の現況を国会と国民に示す役割がある。
検査院によると、名古屋、福岡の両国道事務所が管理する道路情報センター(約62億5千万円)は、「道路の付属物」として道路法に基づく道路台帳への記載にとどまっていた。しかし実際には、担当者が24時間常駐して業務を担っており、検査院は国有財産の台帳記録が必要と認定した。
内閣府では、2007年度の工事で新設した広域防災拠点など約59億円分の施設や機器が、具体的な事務手続きを定めていなかったため台帳に記録されていなかった。
(2009/11/4 山陽新聞)
ほかの4省庁は国土交通省、環境省、農林水産省、林野庁。
国有財産台帳には、国の行政事務や職員の住居などに利用される財産の数量や価格などを記し、国有財産の現況を国会と国民に示す役割がある。
検査院によると、名古屋、福岡の両国道事務所が管理する道路情報センター(約62億5千万円)は、「道路の付属物」として道路法に基づく道路台帳への記載にとどまっていた。しかし実際には、担当者が24時間常駐して業務を担っており、検査院は国有財産の台帳記録が必要と認定した。
内閣府では、2007年度の工事で新設した広域防災拠点など約59億円分の施設や機器が、具体的な事務手続きを定めていなかったため台帳に記録されていなかった。
(2009/11/4 山陽新聞)