お知らせ
<地籍調査事業>補助金の不正指摘 島根・奥出雲町に検査院
(2012年10月08日)
島根県奥出雲町は2日、土地の面積や境界を測量する地籍調査事業を巡り、国の補助金約1億円を不正に受け取ったとして会計検査院から指摘を受けていたことを明らかにした。補助金を受けるには年度内に事業を完了する必要があり、事業が年度内に終わっていないのに、期限内に終えたとする虚偽の書類を担当者が作成、提出していたという。
同町によると、08~10年度の3年間に行われた10件の調査事業のうち6件について、今年2月に検査院から指摘を受けた。担当者が業務の煩雑さなどに追われ、本来するべき繰り越し手続きをせずに虚偽文書を独断で作成したとしている。締め切り期限から最長2年5カ月にわたって調査事業を続けたケースもあった。
6件の事業費は計約2億円で半額を国が補助していた。同町は今後、検査院による不正額の特定を受けて返還する方針。関係者の処分も検討する。
井上勝博町長は「職員の認識が不足していたことが最大の原因。深くおわび申し上げる」と陳謝した。
同町によると、08~10年度の3年間に行われた10件の調査事業のうち6件について、今年2月に検査院から指摘を受けた。担当者が業務の煩雑さなどに追われ、本来するべき繰り越し手続きをせずに虚偽文書を独断で作成したとしている。締め切り期限から最長2年5カ月にわたって調査事業を続けたケースもあった。
6件の事業費は計約2億円で半額を国が補助していた。同町は今後、検査院による不正額の特定を受けて返還する方針。関係者の処分も検討する。
井上勝博町長は「職員の認識が不足していたことが最大の原因。深くおわび申し上げる」と陳謝した。
(2012/10/2 毎日新聞)